弁理士試験

一行問題

昨日は論文試験。
実は、今朝まですっかり忘れてました。
受験生の皆さん、申し訳ない。
1週間ぶりに出社してきた同僚が開口一番
「意匠で一行問題が出たんですよ〜」
3条の2の趣旨を問う問題が出たとのこと。
今年は全体的に設問がシンプルで、近年の傾向とは若干違っていたらしく、面食らった受験生が多かったようです。
敵もさるもの、ですな。
一行問題の場合、ベテラン受験生に分があるといえるのでしょうが…
10年近く受験生やってる友人がいます。
一行問題は、それこそ写経のごとく書き込んだ経験があるので
「頭がフリーズしてしまい、アレンジが利かない」
と言ってましたっけ。
私の場合、意匠は鬼門でした。最後の年に初めて〇(今でいうところのA)がついた唯一の科目ですから。
自分勝手な分析によると、サラッと要点だけ挙げるタイプで記載量も少なかったため、テンポ良く書き進める必要のある特実や商標と異なり、審査基準とかをネチネチ書かなきゃならない意匠は評価が低かったのかな〜と。
だから、今年受けてたら絶対アウト!って気がします。

あと一週間

うちの事務所の弁理士試験受験生は、来週一杯お休みです。
「じゃあ、再来週ね!」
と言って夕方別れました。
こういうとき「頑張れ」って言うのは、あまり好きではないので。
もう十分頑張っているんだし。
ちなみに私の机には、受験生時代の四法が今でも置いてあります。
新しいのをつい買いそびれているっていうのもありますが…
いろいろ書き込みがしてあるので、捨てられないのです。

女子部屋

弁理士試験受験中の同僚女性から、

「今年の会場は『女子部屋』だった」と聞きました。

私が受験生初期の頃も男女別受験番号で、教室内は全員女子!という状況でした。

トイレは混むし(女子トイレの少ないW大理工なんて最悪)、何より、女子受験生ばかり何百人も1つの教室に集まっているっていうのが、何とも言えず不気味。短答も、論文も、口述も!ですから。

一体、何の意味が?

そのうち受験番号における男女の区別はなくなり、統計通り、男10人に女1人程度の割合で受験番号が並ぶようになったのですが…

なぜか今年、復活したようです。

男女混合だと、女子トイレは混雑知らずで快適だったんですけどね。

トイレと言えば、私は大学で工学部だったのですが、当時は消費税率(100人中5人)程度しか女子学生がおらず、女子トイレが整備されていませんでした。

男子トイレを間仕切りで区切り、廊下側に簡単な扉を設けて女子トイレ用スペースを作っていたという有様。

校舎を改築して、女子トイレも新設されましたけどね。

それでも、『男』『女』の表示がなく、女子トイレが手前にあり、壁が薄いグレーのタイルだったため、当初は間違えて女子トイレに突進してくる男子続出でした。

設計者、ちょっとは考えろよ。

Kick Off

すっかり忘れていましたが、今日は弁理士試験の一次(短答)。

今頃、試験の真っ最中ですね。

すぐに二次の論文が控えているため、短答が終わっても安堵しているヒマはないことでしょう。

でも、何か「頑張ってきた自分への小さいご褒美」を考えてみてもいいのでは。

論文に向けて気分を切り替え、エネルギーをチャージするためにも。

例えば、プレゼントを買う(←この発想は女っぽいか?)、飲み会に行く、等。

私は毎年6月頭に仲間とキャンプに行くので、それが短答終了後の大きな楽しみでした。

ちなみに…受験勉強を開始した頃、

「最終合格したら、自分へのお祝いにシャネルのスーツを買う!」

と、本気で考えていました。

何年も経って合格した頃には、そういうシュミじゃなくなっていましたが(苦笑)

H21年度弁理士試験

今年から、願書の提出方法が郵送限定になったんだそうですね。

同僚の受験生から聞きました。

私の場合、受験3回目と4回目は、特許庁に直接願書を提出しました。

3回目の時は、インターネットで取り寄せた願書を紛失してしまったから。写真と情報処理技術者の合格証明書持参で特許庁へ行き、願書と特許印紙をゲットし、その場で記入して提出しました。

4回目の時は、仕事を辞めた直後で、自宅で翻訳専業の生活を送っていたので、気晴らしに…ってとこですね。近所の郵便局では特許印紙を扱っていなかったし、印紙を買うついでに特許庁へ行く方が手っ取り早かったんで。

いつも提出期限ギリギリだったので、願書提出窓口へ行くと、職員が退屈そうに座っていました。

特許庁に直接提出に来る意気込みのある人は、4/1の開始早々にやってくるからなんでしょうな。

願書と選択免除の書類を一通りチェックした上で受け取ってもらえるので、安心感があったんですが。

郵送のみとなると…虎ノ門にあるうちの事務所の場合、特許印紙を入手するには特許庁か霞が関郵便局に行く訳で。

霞が関郵便局で、特許印紙の購入と書留で送る作業を同時に済ませるのが最も効率的、なのかな?

特許庁で印紙をゲットしてから、近所の虎ノ門郵便局で郵送するっていうのも、バカバカしいですもんね~

受験生の冬

弁理士試験受験生の頃、2年連続で、冬は私ゼミの論文答練会に通っていました。

毎週日曜、朝10時~夕方5時まで。会場は中央区内の、海っぺリの古い公民館。

朝、最寄駅から会場までの徒歩10分間程度が、すっごく辛かったです。大通り周辺は、会社や倉庫、定食屋も全てクローズ。天気が良くても、冷たい海風がびゅうびゅう吹いていました。

近くに大規模高層マンションが建設中で、モデルルームがありました。歩道でアルバイトの人が、寒さに身をすくめながら、プラカードを持ってパイプ椅子に座っていました。

このマンション、私が合格した後に完成し、「空に一番近いマンション」みたいなキャッチフレーズで、大々的にワイドショーで取り上げられていました。それを見て、懐かしいどころか、あの極寒の冬の思い出が蘇ってぞっとしました。げっ、あのマンションか…

受験生の冬は、誰にとっても辛いもんです。

それを耐え抜いたから、今の自分があるのだと思っています。

受験生の皆さんの冬の努力が、いつか花開き、実を結ぶことを信じてやみません。

よいお年を。

審査請求の始期

「外国語書面出願の場合、翻訳文を提出する前に審査請求できるのか?」

と、所内の特許技術者から質問が。

弁理士試験受験生(H20年度短答初合格)のA君は困惑。

  • ちー坊:「出願公開請求は、翻訳文を出さないとダメって書いてあるけど、審査請求にはそんな制限規定ないでしょ。だから、翻訳文出さなくても審査請求できるんだよ」
  • A君:「でも、『翻訳文を出さなくても審査請求できる』なんて条文あったっけ?」
  • ち:「…っていうか、出願日から3年ってのが審査請求の原則で、例外は、国内優先権を伴う場合は後の出願日を基準にするとか、規定があるでしょ。そんな規定ないから、原則通りでいいんだよ」

と断言しながらも、気になって条文をチェック。すると、PCTの事をすっかり失念していたことに気づきました(汗)

  • ち:「外国語特許出願の場合は、翻訳文出さないとダメだね~。184条の17に書いてあったわ」
  • A:「とすると、外国語書面の場合も、PCTの国内移行に準ずるんかな?家に帰って資料見てみるよ」(※「国内移行確定後でないと審査請求NG」という理由づけは記憶にあったらしい)
  • ち:「いやいや。国際特許出願の場合は「特許出願とみなされる」だけで特許出願じゃないから、例外的に184の規定が設けられてるわけでしょ。外国語書面は特許出願の一態様だから、やっぱり原則通りでいいんだよ」
  • A:「…そっかァ。そうやって根拠づけて考えるようになれないと受からないワケね(涙)」

この会話でわかること。

  1. 弁理士ちー坊は、受験知識(法律知識)を実務にきちんと反映できていない。外内出願を扱い、パリ条約やPCTに日々関わっているのに…「条約に弱い最近の受験生」の欠点を露呈(涙)
  2. 受験生A君は、問題集やレジュメに頼り過ぎで、条文そのものへの馴染みがない。「外国語書面出願の場合、翻訳文未提出でも審査請求可能→○」という説明を読まないと納得できず、条文から答えを導き出すことができない。

頭の中の受験知識が、かなり錆びついている。やっぱり、口に出して使わないとダメだな~

女性にとっての弁理士試験

統計によれば、弁理士試験合格者の平均年齢は30代前半。弁理士の年齢構成は、30代後半が最多数を占めます。大量合格世代ですね。私も、平均的弁理士の一人と言えるのでしょう。

女性の場合、出産適齢期にちょうどバッティングしてしまうため、男性にはない苦労があります。

今では「高齢出産」いわゆるマル高という言葉は公式には使われなくなりましたが、over35での初産は心身共に負担が大きいというのが、周囲を見た私の正直な感想。

あるゼミ仲間の女性は28歳で論文に合格したものの、口述で撃沈。その後、特許事務所に就職しましたが、デキ婚して程なく退職。翌年最終合格を果たしましたが、生まれたばかりの赤ちゃんがいるため弁理士登録はもちろん就職活動もできませんでした。無計画さがアダとなったとはいえ…

また、現在受験中の既婚女性(30)は、まだ子供がいません。優秀な人なので1~2年以内に合格できるとは思いますが、弁理士として仕事を始め、軌道に乗ってから妊娠・出産・育児休業…と考えると、どのタイミングまで子供を待てばいいのか悩むそうです。

大先輩の女性弁理士は、中学生の一人息子がいます。多忙で家事育児に手が回らず、家政婦さん等の助けを借りたそうです。私立中学に入学した息子さんは、現在寮生活とのこと。学校も自宅も都内なのに…そこまでしないとダメなのかな、と正直思ってしまいました。

私は出産後に弁理士試験の勉強を始めたので、子供を持つべきか/いつ出産すべきかという悩みはありませんでした。育児休業後は前の会社で仕事をしながら勉強を続け、転職の時期を見計らいました。子供は1歳3か月から保育園に預け、病気の時は夫や実家、友人の手を借りました。

周りの人間を巻き込むことができたからこそ、これまでやってこられたと思っています。そして、子供がたまたま健康で、病気とは無縁な孝行娘だったこと。そうでなければ、私の人生計画は大きく違っていたでしょうし、ひょっとしたら今でも安定した前の職場にいたかも知れません。

娘は来年小学校入学。これまでになかった苦労があるかも知れませんが、今考えてもしょうがない。私にできるのは、家庭と仕事と友人づきあいのバランスを取りながら、ポジティブに進んでいくこと。もちろん、今後転職や病気、介護という問題も出てくると思うので、中長期的な計画を視野に入れて、微調整していくことも必要かと。

名刺交換

合格祝賀会は、ある意味、名刺交換会とも言えます。

就職活動中の人にとっては必須アイテムですが、それ以外の人にとっても同期合格者や先輩弁理士と交流を深める上で欠かせません。

私、最初は合格祝賀会に名刺なしで行っていました。職場で名刺を作ってもらっていなかったし、就活のつもりもなかったので…

でも、相手から名刺を貰うたびに「すみません、私、名刺を持ってなくて…」と詫びるのは、かなりバツが悪いもんです。

そこでパソコンで名刺を作り、数回目の祝賀会から持参しました。これで格好がついたよ、ホッ。

ネットで無料の名刺テンプレートをダウンロードして入力し、名刺用の用紙に印刷するだけ。簡単な上に楽しい作業。気に入ったデザインのテンプレートを次々とダウンロードし、調子に乗って何タイプもの名刺を作っちゃいました。(シャレで娘の写真入り名刺まで作ってしまった)

ただ、失敗したことが一つ。

小さい文字や半角カタカナ(情報セキュリティアドミニストレータ、とか)は、年配の方にとって非常に見づらかったようです。祝賀会会場って、照明も薄暗いしね。事務所の所長さんクラスの方が、眼鏡をずらしながら必死に読んでいる姿には心苦しさを覚えました。

ある友人は、自作の名刺を父親に見てもらい、文字が十分に見やすい大きさか確認したとのこと。偉い!

余談ですが、祝賀会で知り合った同期合格者の名刺に「弁理士」の肩書が入っていたのでびっくり。11月だというのに!

猛スピードで登録したのかと思いきや、「いやぁ、事務所が勝手に作っちゃって…」と、決まり悪そうでした。

合格祝賀会

が始まっていますね。

私の場合、一番楽しかったのは南甲の祝賀会でした。

他の会派の祝賀会はホテルの広間で行われ、諸先生方の(長い)挨拶を聞いて、後は知り合いと話しながら飲んで食うだけ。変わり映えしない感じでしたが、南甲はサンシャイン国際水族館を夜間貸し切りにしてのパーティー。ビンゴゲームありお土産ありの一味違ったパーティーでした。

会場は、概ね2年ごとに変えているそうです。今年はどこだったんだろう?

サンシャイン国際水族館の場合、収容人数100名という事情から、出席できた合格者は申し込み先着60名のみ。その分、初対面の同期合格者や先輩弁理士の方々と、たくさん話すことができました。

ちなみにお土産は、南甲新聞(単なる飲み会旅行の報告)と特大どら焼きでした。どら焼きは直径約20cmで、南甲の焼印がデカデカと押されていました。芸が細かいでしょ。

口述落ち80名

ついに80名ですか…

口述試験も、1割前後はふるい落とされる試験になってきましたね。

今年ダメだった方。来年に向けてスタートダッシュを切る前に、勉強方法をじっくり見直してはいかがでしょうか。

身近な合格者と話すことが手っ取り早いでしょう。勉強方法は十人十色なので、自分のスタイルに合う方法も合わない方法もあります。直接話すことで合格のコツが見え、自分の欠点も浮かび上がるかも知れません。

ともあれ、受験生の皆さん、お疲れ様でした。

最終合格された方…官報で自分の名前を見るのが楽しみですね。次の目標を定め、さらにステップアップされますよう。

私が合格して嬉しかったことは、いろいろな本を好きなだけ読めるようになったことかな。

口述weekスタート!

いよいよですね。

初日の方は情報がなくて不安ですよね。私は論文の選択が情報処理だったので、確か5~6日目でした。十分に情報収集できる点では恵まれていましたが、他の人の再現集を毎日読みながらじっと本番を待つのも憂鬱なもんでした。

今年から、受験番号リストが出なくなったそうですね。以前は、口述試験の案内に同封されていたので、自分が何レーンの何番目かわかって、待ち時間の見当もついたのですが。控室に係員が入ってきて名前を呼び上げるたびに、ヒヤヒヤしそう。う~心臓に悪っ!

ノーチェックだった問題が出たらどうしようとか、あれこれ考えてしまうでしょうが、開き直りましょう。

自分の努力を信じて下さい。

Reality Bites(現実は厳しい)

かつての受験仲間で、唯一今でも受験生のA君から、今年も論文でダメだったとの報告を受けました。

かける言葉もありません。ましてや、「頑張ってね」なんて言えません。

A君は、いわゆる一行問題でA4解答用紙4枚を写経のように書く時代から受験してきた人で、昨今の試験傾向への対応に苦しみ続けています。知識重視の試験から、「問われたことに答える能力」を重視するようになったことはいいことだと思います。その代わり、暗記したレジュメをつなぎ合わせるトレーニングだけで合格する人が多いのも事実。

A君がトンネルから抜け出すためには、最近の傾向にマッチした答案構成の要領を身につけるしかないのでしょう。その第一歩として、プライドを捨てて「試験にパスするため」と割り切ることが最大の壁なのかも知れません。

また、別の受験仲間で、私と同期合格のB君は、先日弁理士登録を申請抹消しました。仕事のストレスから調子を崩し、退職して田舎に帰ったそうです。

弁理士試験の勉強をしていた期間の長さを考えると、弁理士であった期間はあっという間に終わってしまいました。合格して目標を達成したことが、かえってB君を押し潰してしまったのでしょうか。

条文を確認してもよろしいでしょうか?

土曜の夜、私ゼミの口述練習会の手伝いに行ってきました。場所は都内の公民館の一室。補講だったので、やる気があり、レベルもそこそこの受験生が揃っていました。(補講っていうと、危なっかしいレベルの人はかえって来ないんだよな~)

気になったのは、「条文を確認してもよろしいでしょうか?」という“伝家の宝刀”を、ありえないタイミングで抜く人が多いこと。例えば、

  • 条文の内容を再現せよという意図の質問なのに、条文を見ようとする人。それじゃあ、答えを見せろと言ってるのと同じだってば。
  • 条文を見たからといって助けにならないことが明らかな場面で、その場凌ぎに言う人。
  • 答えがわからない場合に、間髪置かずに条文に頼ろうとする人。知識は十分だけどアドリブが下手という人に多いようです。

条文集を見る回数そのものは問題ではないと思いますが、それが有効な場合というのは10分間でほとんどない。それに、条文集を見ることで答えが導き出せるかどうかは、試験官役から見れば大体雰囲気でわかります。

伝家の宝刀を安易に抜く癖のある方は、要注意です。キャッチボールの最中にタイムを取るってことですから。アドリブの練習をしてキャッチボールを続け、助け船を出やすくした方がいい。

制度趣旨を聞かれた場合などは、「法目的」「審査の迅速化」「出願人/権利者/第三者の利益」「国際的調和」等のパターンをいくつか用意しておけば、当たらずとも遠からずで、ある程度切り抜けられると思いますよ。

総括質問・おまけ

南甲の口述練習会で、こんな総括質問を受けたことを思い出しました。

「お仕事は?」と聞かれて、「特許事務所で、主に中間処理を担当しています」というようなことを答えたんです。

その後、普通に質問が始まったのですが、最後の講評で、試験官役の人が思い出したように言いました。

「そうそう。中間処理は、本来弁理士しかできない業務ですからね。『補助業務』って答えるようにして下さいね」と。

盲点でした。なるほどな~

でも、求人情報を見ると、特許技術者募集、業務内容:中間処理、なんてフツーに書いてありますからね。たまに「アシスタント業務」「補助業務」と表現しているところもありますが、かえって業務内容がピンとこなかったりする。

以上、余談でした。(トリビアにもならないな~)

明日は私ゼミの口述練習会のお手伝いに行きます。何の用意もしてないけど、電車の中でネタを考えて行こうっと。

代々木塾の口述練習会

に参加すると、口述試験本番の再現をMLで流してもらえるというメリットがあります。(練習会で出題される問題の質はさておき…)

「口述試験の再現をその日のうちに電子データ(メール)で代々木塾の塾長に提供し、その利用について許諾すること」が参加条件の一つなのですが、それにしても情報が早い。昼前には、午前中の試験再現がいくつか流れてきます。出題テーマをチェックし、本番の雰囲気をつかむ上で大いに役立ちます。

“速報”という性質上、結果的に不合格になった人の再現も含まれているし、不正確な回答(または不正確な再現)が含まれている点に注意が必要です。また、口述試験期間中は毎日数十本の再現が流れてくるため、最初はじっくり読んでいても、そのうち読むのが面倒になります。それでも貴重な情報なので、あまり惑わされず、必要なポイントだけを取捨選択して利用するとよいでしょう。

今、代々木塾HPを見てみたら、参加費用9千円と書いてありました。あれ?去年は6千円だった気がするんだけどな…

健康管理

昨日雨の中を、傘も差さずにカッパだけで歩き回ったせいか、今朝から鼻ズルズルのくしゃみ連発。コンビニで購入したチョコラBBをグイッと飲み干し、通勤電車で爆睡。おかげで会社に着いたらスッキリしていました。

口述試験の数日前に風邪を引き、グズグズな状態で当日を迎え、生まれて初めてユンケルを飲んだことを思い出しました。コンビニで見たら、500円ちょいのユンケルが一番高く、箱に入っていて効きそうに見えたので奮発(?)。その効果か、悪くないコンディションで本番を迎えることができました。単なる気合勝ちだったのかも知れないけれど。季節の変わり目だし、知らず知らずのうちに体調を崩していたんでしょうね。

受験生の皆さん、体調管理はくれぐれも万全に!口述が終わると、11月は合格祝賀会ラッシュですし。私は12月初めに咽頭炎にかかり、危うく入院するところでした。試験×祝賀会の疲れがドッと出たのでしょう。同期合格の友人は、正月早々ノロウィルスにやられました。ちょうど某特許事務所への就職が決まったばかりで、就業開始前にダウンしたことが不幸中の幸いだと言っていました。

昨夜から毛布を出しました。今日は早く休もうっと。

口述試験の総括質問

って、予備校や会派の模試では普通やらないでしょうし、再現集を見ても割愛されている場合が多いのですが、ちゃんと心の準備をしておいた方がいいですよ。

私の場合、3科目とも1分程度の総括質問がありました。というのも、受験票の「職業」欄に、知財とは縁がなさそうな職業を記載してあったので、「○○にお勤めですか~」「いえ、現在は転職しまして…」「なるほど。それで、どうして弁理士を?」みたいな流れになったようです。

受験動機は、前の会社で技術開発部門に在籍していたことや、審査官の友人がいたことがきっかけで特許関係の仕事に興味を持つようになったことを簡単に答える用意をしておいたので、良好なムードで総括質問をクリアすることができました。志望動機を聞かれてしどろもどろじゃ恥ずかしいし、意気消沈して本題に支障が出ては困りますからね。

他には、試験の出来を聞かれることが多いようです。私も商標で、前2科目の口述の出来を聞かれました。意匠で、なかなか正解を言うことができず、さんざん助け船を出してもらってやっと正解にたどりつき、残りの質問を猛スピードでこなしたことを正直に話すと、主査も副査も笑顔で「これで最後の科目だから頑張って下さいね」と励ましてくれました。なんで、つかみはOKだったってことでしょうか。

試験の出来を聞かれたら、あまり自信がないと謙虚に答えておくのが受験生の定番のようですが、どうなんしょう。シナリオ通りの答え見え見えだとプラスにならないと思うし。自信がある部分もあるけれど不安が大きいというのが普通の心情だと思うので、その辺りを簡単かつ正直に話せばいいのではないかと思いますが。

試験会場のドアを開けて入室し、試験官の顔を見れば、大体「当たり」「ハズレ」がわかります。私は幸い3科目とも「当たり」でしたが、「ハズレ」を引くと、試験官の顔を見た瞬間に帰りたくなるそうです。

商標に有名な鬼試験官がいます(容貌もかなり特徴的らしい…今年もいるのかな?)。ある知人は、商標の論文の出来の悪さを叱咤され、論文にパスしたからといってなめるな、仕事で商標なんてやらないから甘く見てるのか…などとこっぴどく言われたらしい。結局合格しましたけどね。

論文合格発表が終わって

先週木曜に翻訳の仕事が入り、怒涛の週末でした。その合間に飲み会へ行き、アンデルセン公園の陶芸アトリエでランプシェード制作にチャレンジし、翻訳サークルの課題をやり…土曜夜に納品したので、昨日日曜は翻訳サークルの勉強会に参加し、懇親会で楽しいお酒を飲んできました。

9/18(木)は論文試験の合格発表でした。ほぼ昨年並みの合格率かな。論文受験者2,805-合格者601=2,204名が、来年度の短答をパスして2次試験にコマを進める訳ですね。

個人的には、今後も合格者数は横這いor微増なのではないかと思います。だって、論文にパスする人は、短答を受けても受けなくてもパスするでしょ?3~5月を短答の勉強に費やしていたら論文に受からなかった、という人は、あまり多くないと思うし。

短答免除は、著作権法等を無理矢理詰め込む負担から解放される点ではよいけれど、来年7月までひたすら論文の勉強というのも精神的にツライ気がします。短答を受ければ、6月に短答合格という成功体験を一応味わえるけれど、短答が免除になればそれもない訳ですし。長いトンネルになるかも…

同僚のA君(35)は論文試験に初挑戦したんですが、玉砕しました。A君本人も実力不足を自覚していたのでケロッとしていましたが。週末にLゼミの選抜試験を受けてきたそうです。選抜試験の問題は基本的なものだったそうですが、7月の試験終了後ずっと遊び呆けていた後遺症で、手が思うように動かず、明らかに出力ダウンしていたそう。そうか、頭だけじゃなくて腕もなまるのか…答練に参加するということは、頭と腕両方のトレーニングなんですな。

別の同僚Bさん(29)は、今年度弁理士試験初挑戦。短答で惜しくも撃沈しましたが、夏から私ゼミに通って論文の勉強を着実に続けています。案外、呑気なA君を追い抜いちゃったりするかもね。

昔のゼミ仲間で、今でもただ一人受験を続けているC君(30)からは、未だに連絡がありません。学生時代から受験しているベテラン受験生で、知識も実力も(顔も性格も)申し分ないのですが、なぜかゼミ仲間の中で最後の一人になってしまいました。職場が近いので、たまにコンビニで遭遇するんですが、今回の出来は悪くなさそうな話しぶりだったんだけどなあ。

別のゼミ仲間から、「C君どうだった?それとなく聞いてみてよ」とメールが届きます。が、どうやって“それとなく”聞けっちゅうねん!(怒)しばらく静観することにします。ひょっとしたら、単に連絡するのを忘れているだけかも知れないし。

暗記可能な条文・不可能な条文

条文は基本中の基本であるから、全て頭に入っていることが望ましい。

とは言っても、そんなこと普通の受験生には無理。私も論文合格後口述試験まで、家の中では条文をブツブツ呟いて夫にギョッとされ、電車の中では口を開けずに小声でブツブツ…努力はしましたけどね。完璧に暗記できたのは数カ条だけですが、それなりの効果はあったと思います。

私が心がけたこと:

  1. 短い条文は重要条文だから、覚える(特68条、125条等)
  2. 長い条文で立法趣旨の観点から重要なものは、諦めて覚える(各法域の1条、2条等)。少なくともキーワードは全て列挙できるように…
  3. 長い条文で手続きの観点から重要なものは、丸暗記はしない(特49条等)。主語、述語、キーワード、要件の個数を頭に入れる。

1についてですが、本試で商標登録異議申立て決定確定の効果を聞かれたのです。ちゃんと準備してあったので、「商標権は、初めから存在しなかったものとみなされます」と落ち着いて答えることができました。試験官は我が意を得たりというように大きく肯いていました。同日に受験した知人が、同じ質問に対して「商標権は遡及消滅します」と答えたところ、「条文に即して答えて下さいね」と切り返され、「失礼しました。商標権は初めから…」と答え直したそうです。試験官が「これくらいちゃんと覚えておいてよ」と思うような条文は、しっかり暗記しておく方が心証点UPにつながると思います。

2についてですが、LECで意匠法を受けた時のこと。権利の保護といったようなテーマだったと思うんですが、題意を取り違えてしまったらしく、出だしからとんちんかんな答えをしてしまいました。それに対して年配の試験官役が、「それは侵害者側の話だろうがっ!」と逆ギレ。私は完全にパニクって、しばらく要領を得ない問答が続きましたが、実施の定義について聞かれ、「意匠に係る物品を使用、譲渡、貸し渡し、輸出、輸入、又は譲渡若しくは貸渡しの申出をする行為です」となんとか答えたら、「あと1つあるだろっ!」「失礼しました。意匠に係る物品の製造です」「そう。なんで一番基本的なことを忘れるんだっ?」とケチョン×2に言われはしたものの、なんとか元の軌道に戻すことができたようです。

それにしても露骨に喧嘩腰な人だったな~本試でハズレ試験官に当たった場合の備えとしてはよかったかも、と考えることにしました。幸いなことに、本試でも他の口述試験でも、あんな試験官には当たりませんでしたけどね。LECは解説をくれないので、正確な出題内容は今でもわかりません。

3について。代々木塾の模試で地域団体商標について聞かれました。制度趣旨だったらダラダラ答えてもなんとかなったと思うのですが、要件をダラダラ答え始めたら完全にドツボに嵌ってしまいました。「事業協同組合その他の特別の法律により設立された組合」という条文の出だし&主語が頭に入っていたら、こうはならなかったのにな~と後悔しました。

闇雲に丸暗記するのではなく、暗記ポイントを整理して条文に当たれば、多少スムーズに頭に入るのではないでしょうか。

口述練習会見学記

私は2年連続で、私ゼミの口述練習会に参加しました。つまり、論文で散った年も、見学者として口述練習会に参加した訳です。もっとも予備校や会派の口述模試は論文合格者のみが対象なので、見学できたのも私ゼミの練習会ならではです。

論文で不合格になったその日、私ゼミの先生と電話で話していたら、「絶対に参考になるから、見学においでよ!」と強く勧められ、9月末の週末、都内の某公民館へ口述練習会の見学に行きました。勉強の具体的計画もなかったし、論文不合格は悔しかったけれど、早く自分のお尻を叩かなければならないと思ったので。

練習会参加者は、論文ゼミ出身者の他に初参加の人も加わって総勢約20名。試験官役の弁理士を相手に1回10分の模擬を終えると交代し、他の受験生の模擬を見学します。私は試験官役の隣に座り、模擬にチャレンジする受験生を正面からずっと見ていました。

「高見の見物」だからこそ気づいたことが何点かありました。まず、十分落ち着いて答えることのできる受験生はいないということ。それから、試験官席から見ていると、相手のレベルは大体わかるということ。

答えられる質問が来ると、待ってましたとばかりにペラペラペラ~と答えるのに、質問の意味内容が把握し切れなかったりすると、沈黙……「大変失礼いたしました失念いたしましたので条文集を確認させていただいてもよろしいでしょうか?!」と、テキストに書いてある文句そのまんまの“伝家の宝刀”を抜く人。ここは抜くとこちゃうやろ~“失念”じゃなくてわかってないだけやろ~という場合であってもです。これは見え見えでイタイ。このギャップの激しさは、早期合格者に多いパターンのようです。

知識の深さは十分感じられるのに、ドツボに嵌る人もいました。ある人は、当事者参加と補助参加を完全に取り違え、試験官役が助け船を出せば出すほど軌道を逸れて収拾不可能になってしまいました。わかっていないハズがないのに、予定問題を全てクリアしてくれないのでは、試験官としても×をつけざるを得ません。(ちなみにこの方は10年超のベテラン受験生で、本番でもかなり冷や汗を掻いたようですが、無事合格されました)

休憩時間には、翌年の再チャレンジに向けて、試験官や受験生の皆さんからアドバイスをもらいました。内心、「コイツ私よりもわかってないだろ?」と思う人もいたけれど、論文を突破したからには私より秀でた面があったハズ…と思い、謙虚にアドバイスを頂戴しました。

私は意匠が苦手(唯一2年連続の不合格科目)だと言うと、「原因について考えてみた?」と聞かれました。実はそれまで、意匠という科目のマイナーさ(意匠を実務で手掛けている方、スミマセン)や採点者のせいにしている節があったんですね。そのことに気づかされ、意匠で○を取るためには何を勉強し、何を心がけて答案を書けばいいのかを自分なりに考えました。

また、ベテラン受験生で、「えっ○○さん、まだ合格してないの?」と言われ続け、ようやく論文の壁を越えた方とお話しする機会がありました。その前年は、論文不合格発表から年末まで何も手に着かなかったそうです。その後論文試験の解説を丁寧に読んで自分の足りないところを認識し、翌年再挑戦されたそうです。知識十分なのに壁を越えられないという人は、壁にアタックする作業を一時中断して、壁を見つめ、壁から逃げず、自分に問いかける作業に時間を割いた方が道が開けるのかもしれませんね。

口述試験必携グッズ

論文合格発表まであと10日。いよいよカウントダウンですね。

会派の中には発表前から口述模試の申し込みを受け付けるところもあり、予備校は発表当日から模試受付を始めます。模試を消化していくうちに、あれよあれよという間に本番スタートです。

口述試験当日、皆さんは何を持って行きますか?

受験票(口述試験の招待状)、筆記具、法文集、最低限の参考書は誰でも持って行くでしょう。忘れちゃいけないのは、ペットボトルの飲み物です。

なーんだ、そんなことか、と思う方もいるでしょう。でも、飲み物を忘れると悲惨ですよ。控え室に一度足を踏み入れたら、長い人で2時間缶詰めですから。

氏名や住所変更の手続きをする人以外は、誰とも口をきかず、ひたすら椅子に座って順番を待ちます。緊張で、参考書を読んでも頭に入りません。周りの人が読んでいる参考書の書き込みやアンダーラインがやたらと気になったりします。トイレに行く時も、係員がついてきます。まるで刑務所です(入ったことないけど)

私の時はホテルの最上階の広間が控え室だったので、窓の外にはきれいな秋空が広がっていました。一年中で一番爽やかな時期ですから。それなのに、なんでこんなに心臓に悪い思いをしながら、密室に軟禁されてるんだろ~っ?来年も受けられるんだから、このまま帰りたい。でも来年もこんな緊張を味わうくらいなら、早く終わらせたい…

…そんな心境なので、ペットボトルの飲み物が必需品なのですよ。緊張で喉がカラカラになりますからね。その緊張度たるや、模試の比ではないです。水筒を持参してもいいけれど、がぶ飲みしやすいペットがやっぱりベストかな。

所属していた私ゼミの口述練習会参加者で作っていたMLで、私より試験日が早かった人から「飲み物は必需品」というアドバイスを貰ったのです。実際に試験を受けてみて、本当にその通りだと思いました。貴重な情報をありがとう!(選択科目が情報処理の私は試験日程が後半、確か5日目だったため、有用な情報は殆ど提供できなかった)

私の場合、本番が始まった後も、1科目終了して会場の部屋から廊下に出るたびに、「すみません、お茶を一口飲んでいいですかっ?!」と係員に断って、ペットのお茶をがぶ飲みしていました。係員も笑っていたから(半ば失笑気味)、必死の形相だったんでしょうね~

論文合格発表まで

いよいよ2週間となりました。

私は最後の合格発表の時だけは、特許庁へ見に行きました。事務所がすぐ近くだったので、出勤前に。

ちょうど午前10時頃特許庁前に着いたのですが、向かいの喫茶店で10分ほど時間を潰しました。結果が掲示された直後は「ヤッタ~!」なんて感極まって歓声を上げている人も多いと聞いたので、そういう中で自分の番号を探すのも嫌だな~と思って。

喫茶店のテラス席でタバコを吸いながら、特許庁入口を人々(殆どが男性)が出入りする様子を眺めておりました。平静を装っていましたが、心臓バクバクでしたね。大学の合格発表のように受験生が大挙して押しかける様子を想像していたのですが、普段よりも多少出入りする人の数が多いという程度。考えてみれば、東京で論文試験を受験したのが約2千人。そのうち朝10時から特許庁まで発表を見に来る奇特な熱心な人の数は、そう多くはないでしょうからね。

特許庁の中に入り、エレベーターホールを右に曲がって掲示板へ向うと、20人余りが掲示板のガラス窓にへばりついていました。静かな雰囲気でしたが、多くの人が携帯電話のカメラで掲示板をパシャパシャ。人だかりから少し離れて、携帯電話で結果を報告している人も…思えば、掲示板付近にしばらく佇んでいたのは合格者ばかりで、自分の番号がなかった人は足早に立ち去ったんでしょうね。

選択科目免除(情報処理)の私は、14で始まる8桁の受験番号。後の方の番号なので、上から下にざーっと眺めて行くと、あれ?15で始まる番号になっちゃった。そうか、番号は縦じゃなくて横に並んでいたのね(汗)。そしてついに、自分の番号を発見。発見する前から、脚がガクガク震えていました。一息ついたところで、念のため受験票を取り出して番号を再確認。やっぱりあった!

前年、前々年は、自分の番号を見つけることができませんでした。自分の番号が掲示板に載ることは永遠にないんじゃないかと思うこともありました。自分の番号を見つけられたことは、嬉しいのは勿論のこと、不思議な気分でした。脱力感というのかな。苦労が報われた瞬間というのが、今このときなんだな、という。

人生最高の瞬間というとオーバーですが、これまでに経験した最高の瞬間の一つであることは間違いありません。

口述模試&練習会

めっきり秋らしくなってきました。あれ、まだ8月だったよなあ?

「ちー坊さんは、どこの口述模試を受けましたか?」という質問をされたので、記憶をたどってみました。

<LEC>

  • 30分1万円、当日払い。会場は高田馬場校。
  • 口述アドバンステキストを薄い冊子にまとめた予想問答集が貰える。ただし、模試の解説や講評は貰えない。正直言ってぼったくり。
  • が、口述試験の再現をメールで送ると5千円貰える(この情報を基にアドバンステキストを作るらしい)

<代々木塾>

  • 6千円、前払い。会場は飯田橋レインボービル1F。
  • 口述試験の再現をメールで送ることが模試受験条件(違反するとどうなるんだろう?)
  • 模試受験者は、他の受験生の試験再現を当日中にメーリスで送ってもらえる。

<弁理士クラブ>

  • 3千円、当日払い。会場は飯田橋レインボービル8F(?)大会議室。
  • 会議机を横3列×縦約15列にずらりと並べ、空いた所から順に受験生が入って模試スタートという大部屋練習会。
  • 最初は2巡までOKと言われていたが、時間に余裕があったらしく、解説を貰って帰ろうとしたら「もう1周してもいいですよ」と言われた。廊下に並んで待っている間、模試受験中の様子を垣間見ることもでき、貴重な体験。

<南甲>

  • 無料。会場は弁理士会館。
  • 解説や講評は貰えない。なんだかあっさり終わった感じ。まあ、無料だから…

<私ゼミの練習会>

  • 延べ2.5日。会場は中央区内の区民館。私は論文ゼミの受講生だったので無料にしてもらった。
  • 模試ではなく練習会。他人の番もしっかり見て、講評を聞いて必死にメモを取った。
  • 自分の番が回ってくるのは1日2回程度。他の受験生が受けている様子も間近で見られるので反省&勉強になる。
  • 論文ゼミ仲間で、論文を突破できなかった人も聴講に来ていた。きっと、いい刺激になったと思う。私も、論文で散った前年には見学に来た。

その他、思い出したこと。

  • Wセミナー(1万円)は電話申し込みのみの受付。電話が繋がったときには定員オーバーで断念。まあ、LとWは1万円だから、どちらか受けられればいいやっ、と思った。
  • 春秋会は申し込んだが外れたらしい。というか、お断りのメールすら来なかった。その年の試験会場、つまりホテルで開催するため参加費は高い。確か1万円。
  • 前年に受かった受験仲間を引っ張りだし、池袋のサイゼリヤで自主練習会をやった。夜は居酒屋で「反省会&激励会」。サイゼリヤの代金は講師代として私が持ったけど、夜の部は奢ってもらった気が。

とにかく、「場数を踏むこと」が第一。場数を踏めば、頭の中に残っていた知識も活性化されるし、やる気も出ます。

口述に備えて

論文の合格発表まで「やっと」1か月を切りましたね。待ち遠しくもあり、不安が増幅する時期でもあると思います。勉強しなきゃいけないと思ってはいるものの、モチベーションが上がらず手につかないという人も多いのではないでしょうか。

私の場合、7~8月は試験のことを忘れ、9月に入ったら合格したと仮定して勉強を始める、と決めていました。で、9月に入ってからはカバンに条文集などを入れて毎日持ち歩いてはいたものの、論文発表間近までは読む気になりませんでした。

発表後はLECの口述模試を皮切りに、数日おきに模試や練習会に参加したため、否応なしにやる気にさせられました。論文試験後2か月間完全に勉強から離れていたにも関わらず、一応4年以上にわたる積み重ねのおかげで、勘が戻るまで時間はあまりかかりませんでした。ただ、条文番号や正確な内容が最後まで頭に入らなかったことが悔やまれます。条文がしっかり頭に入っている人って、傍で見ていて「うん、この人わかってるな~」という印象を強く与えるので。

ところで、「日本弁理士会実務修習(登録前研修)の運営について」というページに、来年早々に開催される登録前研修研修の「受講予定者700名」と書いてありました。

700の根拠は何?…気になるところです。

法律と実務の乖離

弁理士試験の勉強を始めてから特許事務所に入った私が感じた、「あれ、習ったことと随分違うなあ」の例:

  • §29(1)と§29(2)の拒絶理由が同時に通知される

受験勉強では、「新規性を満たしている場合にのみ進歩性について審査する」と習ったと記憶していたんですが、実際には1つの文献を引用して§29(1)3号かつ§29(2)違反と通知されることも多い。

この場合、引用発明との構成上の差異を明確にした上で、阻害要因や本願発明の作用効果を意見書で主張します。

  • 補正却下決定(§53)と拒絶査定の謄本が同時に送達される

これも、「補正却下決定確定≠拒絶査定」、つまり、補正前の状態に戻った上で審査官の心証が覆れば拒絶理由が解消する場合もある(うわ~短答チックだ!)と習ったんですが、実際には両方同時に謄本が届いちゃうんですよね。(起案日は別だったかも。そこまで確認しませんでしたが)

他にも、法律知識として覚えたことと大きく印象が違ったのが、PCT§34補正。

外国語特許出願の場合、国内処理基準時の属する日までにPCT§34補正の翻訳文を提出する必要がありますが(§184の8(1))、うちの事務所の場合、§184の4の翻訳文とPCT§34補正の翻訳文を同時に提出しています。

というのも、海外の企業がクライアントの場合、日本への移行手続を委任される頃にはPCT§34補正も済んでいるケースがほとんど。それに、後から放置指示が来る場合もあるので、庁期限ギリギリまで待って手続きをします。その結果、国際出願当初の明細書等とPCT§34補正書の翻訳文を同時に提出する訳です。

両方とも翻訳しなければならないのはやむなしとしても、同時に提出するんなら、重複部分は割愛させてもらってもいい気がするんだけどなァ。PCT§19補正との違いですね。

実案か~

出ちゃいましたね。

冷静に見れば、技術評価書請求に少し触れた以外は特許との違いがない問題でしたが、頭の中が白くなった受験生が多いのでは。私なんかは、2問目の訂正の方がイヤ~な感じを受けましたけどね。

商標も、えらく実務っぽい問題でしたね(パテ丸くんはさておき)

「機会」→「機械」への訂正は、普通職権でされるケースなので、実務をやっている人は「なんでこんな問題?」と思ったようです。でも、かえって条文に即して解答するのは難しいのかも。「職権訂正されるため、原則として対応不要」なんていきなり書いた人が、100人はいると見た(笑)

しかし、実務っぽさを出すために登場人物(記号)をやたら多くするのは勘弁してもらいたいですな。

論文お疲れさまでした

終わりましたね~。選択科目のある人も、あと一息ですね。

私の場合、7、8月は試験のことをさっぱり忘れて遊びました。子供とプールに行ったり、青森(夫の田舎)では、ねぶた祭りにハネトとして参加したり、海や山に行ったり。夏らしい生活を送りました。あと仕事(一応)。

試験のことを思い出したのは、9月に入ってからです。先輩には「9月になったら、合格していることを前提に口述対策をすること」とアドバイスされたのですが、実際には9月下旬の発表を見るまでは落ち着かず、勉強に身が入らない状態でした。

かつてのゼミ仲間で、今年も受験生をやっている友人がいます。

彼は私より受験歴が長く、知識も実力も私より上なのですが、なぜか運に見放されてきました。長年頑張ってきて、これ以上何をどう頑張ればいいのかわからないと苦しんでいる人に、気安く「頑張って」と言うことはできません…

夕方、「無事終了」とmailtoが来ました。ホッとしました。来月、パーッと飲みに行けたらいいなあ。

明日か~

なんだか天気が荒れ模様のようなので、早めに会場に向かって下さいね。焦るといいことないんで。

今頃ブログを見ている受験生も少ないかも知れませんが、そのくらいの方がリラックスできてていいのかも。この時間に最後の追い込みかけてもね~余計なこと考えて、かえってマイナス面の方が多そうですし。

私は最後の論文試験の前日、実家でのんびりおさらいをやっていました。フツーに娘と両親と夕飯を食べ、ビールを飲み、お風呂に入って、早めに布団に入りました。

ある程度自信があったのは事実ですが、不安が襲ってこないように、「私が解けない問題を、他の受験生に解ける訳がないッ!」と、必死に念じていたような気がします。

受験会場に行くと、知人に遭遇します。「特許は○○が出るから!」と自己流の出題予想を教えてくれる人もいれば、休み時間になると「さっきの問題って、○○の判例だよね~」と論点を解説してくれる人もいます。

有難迷惑な話ですが、これに動揺しているようではダメダメ。そういう輩は、自信があるところだけ声高に話しているか、自信があるけどちょっとしくじったところを、他の受験生もしくじったことを確認したくて話しているだけですから。大体、論文突破率が3割弱なんだから、あーゆートークの大部分はハズレな訳で。笑って聞き流し、「昨日のエンタ見た?」ぐらいかましてやりたいものです。

では、行ってらっしゃいgood

昨年度の口述問題

今度論文を受験される方、できれば昨年度の口述試験の内容をチェックして下さいね。口述で出題されるネタの中には、法改正が議論されているホットなテーマもありますので。

私も論文で落ちた後に、LECの口述アドバンスで前年度の口述再現を読んでみたところ、論文で出題された論点が聞かれているのを発見したことがあります。痛恨でした。

もっとも、口述試験では、1科目あたり約14テーマ(約7日間×午前午後の2テーマ)と結構な数が出題されるので、さらっと眺めて弱点を補強しておくだけで十分かと思われます。

ちなみに私は口述の商標で、登録異議申立てについて聞かれました。商標の論文は無効審判と取消審判が頻出ですが、「権利侵害」「取りうる措置」がメインである以上、異議申立てを問われても不思議ではないと思うんですけどね~。特許法で廃止されて以降、唯一の異議申立て制度ですし。

ラスト1週間を前に

論文試験を来週末に控え、事務所の受験生2名は来週いっぱい休暇です。「終わったらパーッと飲みに行こうねgood」と送り出しました。

頑張ったという自信を持てるようになると同時に、不安と緊張が交互に襲ってくる時期でしょう。誰もが同じ気持ちだと思います。不安になるのが自然な人間の心理ですから。逆に「今年はカンペキ」なんて思ってる人の方がアブナイって。

私は、「ほとんど書いたことがない手薄なポイント」「他人より弱く苦手意識のあるポイント」「出るかもしれない重要ポイント」をリストアップし、昔の一行問題の要領でA5ノート1ページ分に書いてみました。例えば、実案の保護対象、進歩性の判断基準、均等論、消尽などです。

弱点を抽出して一度潰しておけば、多少安心できます。やみくもな不安を抑える効果がありますよ。

気持ちよく本番の日を迎えられるよう、最後の1週間を過ごして下さい。

根拠条文の書き方

  1. 特許法第29条第1項第3号
  2. 特29条1項3号
  3. 29条1項3号

私は、3の書き方でした。他法域の条文が登場した場合のみ、「13条1項」「パリ条約4条B」のように、法域名を省略表記していました。ちなみに、ゼミの先生曰く「パリ4条B」のように省略するのはNGとのこと。

1は丁寧過ぎる気がします。意見書じゃないんだし。

個人的には、2が最も適当なのではないかと思います。例えば特・実の場合、実案が出ちゃうと3の書き方では困りますからね。実案の根拠条文だけ「実」をつけるのもアンバランスで、試験委員に怒られそうですし。

なお、条文番号に枝番がついている場合は、「7条の21項3号」のように記載していました。

準用条文の場合は、「17条の2で意17条の3第1項」と記載していた記憶があります…でも、口述ではダメですよ!ちゃんと「17条の2で準用する意匠法17条の3第1項です」って言わないと。

結局は、時間との兼ね合いですね。直接的かつ一義的であれば、手抜きと思われない程度の簡略化は許されると思います。

勉強スペース

論文試験まであと11日。皆さんは、自宅で勉強する派でしょうか。

私は、休日には公共の自習室またはファミレスへ行き、午前10時~午後5時頃まで勉強していました。自宅だと、すぐにタバコを吸ったりお菓子を食べたりして気が散ってしまうので。子供もちょろちょろ寄ってくるしね。

公共の自習室メリット&デメリット

  • なんてったって無料
  • 周りも勉強しているので自制心が働き、ちゃんと勉強する
  • 朝早く行かないと席が取れない。そのかわり、朝から勉強する習慣づけになる。
  • 変わり者の常連が少なくない(司法試験歴○十年、みたいなマニア受験生とか…)
  • 昼食はコンビニ弁当等、ワンパターンで味気ない

ファミレスのメリット&デメリット

  • ドリンク飲み放題、タバコ吸い放題
  • 肩身が狭い(そりゃ、ドリンクバーとランチで7~8時間も粘ってりゃね…)
  • 連日通っていると、メニューに飽きる
  • 外の空気を吸えないので、気分転換ができない
  • 隣の席におばちゃんグループが座ることも

私は自習室とファミレスを気分で使い分けていました。ファミレスで勉強する人って案外少なくないんですよ。隅っこの1~2名席に座っていると、常連の資格試験受験生をたびたび見かけました。

記憶に残っているのは、都内の道路地図と睨めっこして、マーカーで色づけしたり付箋を貼ったりしている男性がいたことです。転職間もないタクシー運転手さんだったみたい。

自習室もファミレスも、人間模様を垣間見ることができる場でしたね。そんなことより、自宅で集中して勉強できれば世話はなかったんですが。

根拠条文

論文で、つい根拠条文番号の記載を省いてしまう人はいませんか。

絶対に書いた方がいいです。ダラダラと5行記載するくらいなら、条文番号を一発書いてオワリにした方が採点者の心証もUPします。

今年初めて論文に挑戦する同僚にそう言ったら、「やっぱりそうだよねぇ…でも、条文番号ちゃんと覚えてないから、条文探すのに手間取っちゃうんだよねぇ」と言ってました。レジュメに頼りすぎなんだってばbearing

条文番号なしの長い文章は、明らかにレジュメのパクリであること=条文や青本等の勉強が足りないことを、試験委員に見抜かれますよ。第一、採点に飽き飽きしている試験委員は、長ったらしい文章なんぞ読みたくもないので。

今から条文番号を暗記するのはハードですが、特許法は、総則、出願、審査…という順に構成されています。他の法律も同様。条文のありかを大体把握しておけば、探すのは難しくないはず。

かく言う私も、条文番号はあまり覚えていませんでした(苦笑)。商標の口述試験で、異議申立て制度を聞かれたのですが、職権審理についてやりとりした後、「何条に規定されていますか?」と聞かれたんですね。

出た~!覚えてないっ!でも、異議申立ては43条の2から始まるから…

「43条の……(約5秒)……4あたりでしょうか?」

と苦し紛れに答えたら、大爆笑されました。試験終了後、「あ、さっきの条文は43条の9だから。後でちゃんと確認しておいてね!smile」と言って送り出されました。「ハイッ、必ず確認しますsweat01」と平身低頭。

まあ、つまり(?)、条文のありかを大まかに把握しておけばいいんですよ(←開き直りcoldsweats01

字が汚い受験生の方へ

答練で指摘された人も少なくないでしょう。あれって、本当に試験委員泣かせなんですよ。

字が汚いことに悩んでいた知人の工夫:

  • こまめに改行する
  • 項目ごとに符号をつける(123、abc、アイウなど)
  • 行頭の位置をなるべく揃え、段落のはじめはしっかりと1文字下げる

これだけ心がければ、読みづらさをカバーする効果は確実にあるでしょう。

女性の受験生が約1割いますが、やはり男性よりも遥かに見やすい字を書くようです。そんな答案の次にミミズが這うような字の答案が来たら、そりゃ試験委員もウンザリしますよ。

とはいえ、今更見やすい字で書く努力をするのは逆効果。スピード落ちちゃうしね。でも、「ゆっくり書く時間がないんだから、字が汚いのは仕方がない」と開き直るのはダメですよ!

最近の特・実

昨年の特許・実用新案法では、問題文の長さと設問の多さに驚いた人が多かったことでしょう。120:80という配点も初めてでした。

あの配点比、気づかなかった受験生も多かったそうです。また、試験委員側もそれが狙いだったとのこと。落ち着いて問題全体を見ているかを試したかったのでしょうね。

ある知人は配点の違いに気づかず、問1に1時間20分かかって絶望的な気持ちになったそうです。それでも結果的には、特実は○でした。試験委員も、「メチャクチャな答案ばかりだった」と嘆いていたという話ですから、説明不足だったり、多少あてはめが間違っていたとしても、合格点を取れたのでしょう。実力差が出た問題だったのかも知れません。

論点を全部カバーしなくても、合格点は取れます。H18の特実では、「実用新案登録出願への変更」を落としても○を取った人が多かったです。ある知人はH18意匠法で、「無効理由はない」と問題文に明記してあったことを見落として無効審判請求を長々と説明し、論点として公表された「裁定請求」については最後に1~2行書いただけだったとか。それでも○でしたから。

今年はどんな手でくるんでしょう?とにかく、最初に問題全体を見渡すことが必要ですね。H17特実のように、問1と問2が連続している場合もありますから。

続・論文のクセ

試験には直接関係ないのですが、最近仕事で体験したエピソードを思い出したので。

アメリカの代理人からメールが来て、日本の特許権に基づく権利行使について、法律的な質問をいくつか受けました。(多分、権利侵害の警告を受けて、相手の特許権を潰したいのだと思われる)

質問の内容は、2000年に新規性(§29)が改正になったとのことだが、改正前に出願し、改正後に設定登録された権利の場合、改正前後どちらの法律が適用されるのか、とか、秘密保持契約なしの輸入行為があった場合は§29に該当するか、とか、基本的なものでした。そこで私は回答案を作成し、担当者(一応、事務所の大先輩に当たるオジサン)に渡しました。

翌日、相手に送った完成品のレターを見て驚きました。

質問の中に、異議申し立てに関する項目がいくつかあったんですね。多分、先方は異議申立制度が現存すると思って、時期的要件、手続的要件等を尋ねてきました。そこで私は、「異議申立制度は2003年で廃止になりました。相手の権利を消滅させるには無効審判を請求するしかありません」とだけ書いたのです。

ところが担当者のオジサンは、「異議申立ては公報発行日から6月以内に行う必要があります」に始まり、先方の質問に逐一(昔の規定について)答えた後、「異議申立制度は廃止になりました」という私の原案を持ってきたのです。

そりゃ、間違っちゃいないですよ。でも相手の立場になって考えてみると、「フム、6月以内か。誰でも請求できるのね」と思いながら読み進めた後で「この制度は廃止になりました」って言われたら、「じゃあ、結局申立てはできないってこと?!」と思うんじゃないですかね~

担当者のオジサン、普段から無駄に文章の長い人でした。その上業界歴も長く、ウンチクをたれられる程度には法律的知識があるので、書かずにいられなかったんでしょうね。

せめて、「廃止になったので申立てはできません」って結論を書いてから、昔の制度に軽く触れる程度なら親切だとも思えますが、論文だったら加点にすらならないでしょ!

読み手の立場を配慮することは大切です。

なくて七癖、論文のクセ

私が所属していた私ゼミでは、講師が採点した答案が戻ってくると、10名前後のゼミ生同士で答案を見せ合ってディスカッションしていました。他人の答案や構成用紙を直接見ることは、大いに勉強になります。

人それぞれ、癖があることがよくわかります。予備校に通っている受験歴1~2年程度の人は、合格答案を目指すというよりは「レジュメの再現」を目指しているきらいがあります。一方、ベテラン受験生の中には、我流に走りがちな人が見られます。

前者は、「1.総論」というような項目を、最低10行は書く傾向があります。ケースバイケースですが、最近の出題傾向からすると、これって必要ないのでは?少なくとも、昨年度の特・実でイントロを10行も書いていたら、完全にアウトでしょう。本来記載すべき論点が手薄になる危険大ですし、試験委員も、答案を読み始めた途端「また予備校のレジュメ丸写しだよ!」とウンザリしそうですし。

後者は、「自分の書きたいことを書く」という姿勢が顕著です。自分の得意分野が出たら、待ってましたとばかりにペンが走るのはわかりますよ。でも、他の論点のウェイトと比較して、明らかにオーバーランだったら元も子もないじゃないですか。

ゼミで商標の取消審判を匂わす問題が出た時のことです。取りうる措置を答える問題で、明らかに51条がメインの設定でした。しかし、あるベテラン受験生は、50条、51条の順で書いたんですね。しかも、記載量は50条も51条も同程度。理由を尋ねると、「取消審判を答える問題だから、50条から書き始めたかった」という返答。でも、採点者に「コイツ、出題の意図がわかってないんじゃないか?」と思われたら損だと思うんですよね。

「自分が出題者だったら」「自分が採点者だったら」という視点で考えてみることは大切です。合格者の中には採点のアルバイト経験のある人もいるので、知人にそういう人がいたら聞いてみたらいかがでしょうか。

来年の短答に再挑戦する方へ

論文選択科目非免除者には、セキュアドの勉強をお勧めしします。

10月の試験まで4ヶ月間勉強すれば、十分合格を狙えます。選択免除資格の中では、難易度の点からもおトクです。行政書士のように登録を要求されないし。

独学も可ですが、やはり予備校を利用するのが効率的でしょう。選択科目免除を受けるためには、情報処理推進機構に証明書を発行してもらい(手数料700円)、弁理士試験受験願書に添付する必要があります(コピー不可)。

それ以外の方は拍子抜けして、これから何をすべきか途方に暮れているかも知れませんね。1年なんてあっという間だと言うけれど、やっぱり長いですもん。

  • 夏までは、思いっきり遊ぶ
  • レジュメ等を片付けて、ケジメをつける
  • 条文と仲良くなる

私の提案は、こんな感じです。

「短答の勉強」「論文の勉強」を別物と考えていると、短答で合格点を取れても論文の結果につながりません。論文は原則、短答は例外を問う試験なので、ベースは「論文の勉強」。その基本となるのが条文です。

条文と仲良くなる方法:

  1. 条文集を毎日持ち歩く
  2. 初めのうちは、パラパラめくる
  3. なじみが出てきたら、主語、目的語、動詞、文末の形等を注意しながら読む
  4. 微妙な言い回しの違いに気づくようになる。「あれ、49条1号の主語は『補正が』だけど、2、3号は『発明』、4号は『特許出願』だぞ」といった感じ。
  5. 頭の中でバラバラだった条文がリンクして、使いこなせるようになる

ここまで来たら、かなりの底力がついているはずです。

基準点39点2,865人

弁理士試験短答式試験の合格発表がありました。同僚の一人が今回初めて短答をパスし、こちらも嬉しい気持ちになりました。また、毎年突破しているという人にとっても、一つのイベントだったことでしょう。

基準点が上がるという噂がまことしやかに流れていたようですが、結局従来通りの水準でしたね。仮に論文合格者が700名とすると、約2,100名が来年の短答免除。来年、短答合格者が2千人出た場合、約4千人が論文を受験する訳ですね…うーん、どういうことになるんでしょうsweat01

今年短答に受かった人は、当分短答の勉強をしなくてもいいという大きな恩恵が得られます。でも、ふと思ったのですが、論文に合格するまで「合格体験」をすることができないってことなんですよね~

短答の負担はベテラン受験生にとっても小さくないですが、自分の受験番号を掲示板に見いだせるというヨロコビは味わえます。年がら年中論文対策をしていると、5者択一式の試験勉強が懐かしくなったりして。

年間のペース配分とモチベーションの維持が大変そうですね。ちなみに数年前に口述落ちした友人は、翌年ウォーミングアップのつもりで短答&論文も受けようと考えたのですが、そうすると免除の特典を受けられなくなると知り、さすがにビビってやめました。2度目の口述試験まで、1年間孤独な勉強をしたようです。

論文まで26日。26日あれば、充実した勉強ができるハズ。今日まで気分がのらなかったという人も、ラストスパートしましょう。二次が終われば、楽しい夏が待っていますよ!

論文の記載量

皆さんは解答用紙の平均何割程度書くでしょうか。

私は、裏面にターンできれば恩の字という感じでした。つまり、頑張ってもA4で2枚ちょい程度。

昔から、文章が短いんですよ。それに、受験生の中ではあまり知識の豊富な方ではなかったので、ひどいときは解答用紙をめくった途端「以上。」と書くこともありました。

初めて論文試験を受けた年は、商標だけ○がつきました。特実(B)意(E)は書くべきことが全くわからなかったので納得の結果だったのですが、商標の○は驚きでした。求められている答えはわかっていたものの、書き込みの練習不足で時間が足りず、最後の小問は殴り書きの箇条書きだったんですから。

でも、試験委員が採点にかける時間は、1枚あたり5~10分という噂です。実際、試験委員経験者に聞いた話では、7~8月にかけて一人数百枚の答案を採点するとのこと。字の汚い答案や、無駄な説明が長々と書かれた答案じゃ、見る気なくすわな。極端な話、箇条書きで論点&根拠条文だけを押さえた答案が、採点者の立場としてはラクなのでしょう。

私の大学も、入試は完全な記述式で、解答用紙は1問あたりA4の白紙1枚でした。これをギッシリ埋め尽くす受験生も多くいました。

でも、後で先生に聞いてみたら、「しばらく読んでみて『コイツわかってないな』と思ったら×だよ。部分点も何もない」と、アッサリ言っていました。採点時間は、長くても1問あたり10分だとか。

私見ですが、特実が1問あたりA4で3枚弱、意・商は3枚ちょい程度の記載量が適当なのではないでしょうか。

文章が長すぎるという自覚のある方は、今からスタイルを変えるのは危険なので、ポイントだけは落とさないことを心がけるといいと思います。

勉強は自分のため

Dsc00079今日は娘とクッキー作りをしました。

まるで「粘土遊び」flair次はどんな形を作ろう?とあれこれ考えつつ、夢中になってコネコネ。娘は普段あまり甘いものを食べないくせに、母子共同制作のクッキーにはパクついていました。

ところで昨日。会社から帰ろうとすると、弁理士試験受験中の同僚からHave a nice weekend!と声を掛けられ、You,too!と返しました。すると「いやぁ、俺は無理だよ…」と気弱な返事が。

その心境が理解できないほど無神経ではない(つもりです)けど、苦しいばかりの勉強って如何なものかいうのが正直な思いです。

合格がゴールじゃないんですよ。

「弁理士試験が終わって、何を目標にすればいいのかわからない」という人、実際多いです。それじゃあ大学入試と同じじゃありませんか。

他人が遊んでいるときに勉強すれば、それだけ自分の資産となるハズ。弁理士登録証を手にするために勉強している訳ではなく、5年後、10年後の自分のために勉強しているはずなんです。

結果は、いつか必ずついてきます。そう信じて、「合格後のキャリアプラン」を描いて、乗り越えて下さい。

スケジュール帳の活用

試験直前になると、手帳のメモ欄に「試験までにやること」をリストアップしていました。

例えば論文試験の1ヶ月前には、

  • 過去問10年分
  • ゼミ問題の見直し
  • W&Yの答練問題に目を通す
  • 受験新報バックナンバーで判例チェック
  • ジュリストで昨年の重要判例チェック
  • 弱点の抽出
  • 出題予想

といった感じで列挙。消化した項目は、線を引いて消しました。

日別のページには、その日にやるノルマを書き出しました。これは進捗状況を見ながら、向こう2~3日分の予定を具体的に立てました。H14年特・意・商を解く、受験新報の論文出題予想ポイントを読む、○月○日ゼミのおさらい、といった感じです。

これって、簡単な方法でいてやるべきことが明確に自覚できて、その上成果を実感できる方法だと思ってやってたんですが、後になってビジネスマンの成功本などを読んでみると、目標の「見える化」が目標達成に大きな効果アリ、といって結構実践されていたメソッドだったんですね。

確かに、やらなきゃな~と思っている項目を携帯している手帳に書くだけで、お尻を叩かれる気がして「先延ばし病」防止になるんですよ。無茶な範囲に手を広げすぎることの防止にもなりますしね。

私は今でも実践しています。年間予定表のページに四半期ごとの目標を挙げ、それを週単位にブレイクダウンしたものを大き目の付箋に書いて会社のデスクにぺったん。手帳の日別ページには、その日にやるべきこと(意見書1件、レポート1件、知財管理5月号を読む、審査請求リストのチェック等)を出社までに書き込んでいます。

論文の過去問

論文試験まで30日余りのこの時期。私は、Wセミナーの年度別論文過去問題集で答案作成の練習をしていました。

お恥ずかしながら、最後の年まで過去問をちゃんと解いたことがなかったんですね。レジュメの中で解説を読んだことはあったんですが。

で、練習方法としましては、1年度分の問題&解説と解答用紙をコピーして毎日持ち歩き、通勤電車や会社の昼休みに解きました。朝は電車で40分間座って行けるので、座った途端に問題&解答用紙を広げ、ガリガリガリガリ…他の乗客には不審者と思われたかも(苦笑)

電車内で終わらなかった分は、出社前にマックで20分、昼休みに弁当を食べながら30分、といった感じで答案を完成。毎日、少なくとも1問は制限時間を一応守って答案を書きあげ、他は答案構成の練習で済ませ、1日1年度分を目安に問題集を片付けました。

所要日数約10日。レジュメで筋書きを知っていた問題もありますが、約10年分の過去問を全て消化したことで「開眼」できたような気持ちになり、大きな自信になりました。

予備校の答練問題って、妙にひねってあったりするじゃないですか。やたら法改正部分をネタにしたり。本試験の過去問が最良の練習材料だと思います。

なお、H10年前後はいわゆる一行問題なので、答案構成のみに留めました。あれを60~90分かけて答案作成してたら勘が狂っちゃうよsweat02法文集は、本番サイズだとさすがに重いので、四法で代用しました。

そういえば弁理士試験用法文集は、A5版になるそうですね。予備校が売ってる法文集もA5に改訂されるんでしょうかdelicious

LEC弁理士サイトに

自分の顔写真が出ていることに今更ながら気づきました。ひゃあ~っsweat01

合格者が今なら話すマル秘勉強法という企画で、約30分間アナウンサーさんとの対談形式で合格体験談を語ったものが、DVDとなって販売されていたんですね…HPで紹介するという話は聞いていた(と思う)んですが、すっかり忘れていました。

口述試験直前に、LECで30分1万円の口述模試を受けたんです。ただ、本試験後に口述試験の再現を提出すれば5千円貰えるというので、半額回収するために提出したところ(あれが口述アドバンステキストの素材になるんだろうなあ)、次にマル秘勉強法企画の話が来ました。

ギャラは5千円。これで全額回収できる!というセコイ勘定で、あまりLECは利用しなかったくせに図々しく収録に参加したのでした。それがこんな形になっていたんですね~

LECのサイトで使われている顔写真はインタビュー中に撮影された横顔なのですが、それを見た職場の同僚曰く「賢そうに写ってていいじゃないですか」「でも口がへの字になってるよね~」「エビちゃんみたいに口角上げないと!smile」…それも、毎日鏡に向かってトレーニングが必要だろうなsweat02

この企画、合格者45名の対談をそれぞれ別のDVDに収録したものが発売されており、お値段は各1,200円(Web視聴は1,000円)。買う人いるんですかね?買う人は、何を基準に選ぶんでしょう?

実家の親に話したら、購入して後生大事にしそうで怖い。

短答こぼれ話

初めに訂正。

今年度の論文試験は6/29(日)なんだそうですね。「ちー坊さん、7月じゃないですよsmile」と後輩に指摘されちゃいましたsweat01

「6月」というだけで、グンと前倒しになったようなイメージが。

ところで、短答の試験問題を見ていたら、表紙の注意事項に「ペットボトル(蓋のしまるもの)は500ml以下なら持ち込み可。試験中は足元に置くこと」てなことが書いてありました。

へ~、飲み物持ち込みOKになったんだ!置き場所まで指定されるのは煩わしいですが、緊張で喉がカラカラになりますから、水分補給できるのは助かりますね。

論文のときは皆さん飲み物を持参されるでしょうが、口述試験でも飲み物は必需品ですよ!待ち時間の長い人だと2時間以上、控室に軟禁状態ですから。私は、1科目終わって廊下に出るたびに、係員に「スミマセン、お茶飲んでいいですかっ?!」と断って水分補給しました。

そういえばいつの試験だったか、ある受験生が係員に「ハンカチを机の上に出しておいていいか」と聞いたんです。ルールにはなかったらしく、係員協議の結果、希望者は挙手をして、係員に自分のハンカチにやましいところがないことを確認してもらった上で、試験中の使用を認めてもらいました。

あの問題はどうなったんですかね~

短答お疲れさまでした

受験した同僚に問題を見せてもらいました。ざーっと目を通しただけですが、全体的にオーソドックスな問題が並んでいるという印象を受けました。

すぐに7月の論文ですね。

私の場合、受験1回目は一次で失格だったので、夏にセキュアドの通信講座を取り、10月に試験を受けて合格しました。久々の「合格」体験と、選択科目が免除になることに浮かれて、翌年3月まで弁理士試験の勉強は何もしませんでした(あの秋冬にちゃんと勉強していれば、受験期間を1年は短縮できたかも…ま、これも人生)

受験2回目は短答にパスしたものの、論文対策など一切やっていなかったので、慌てて全4回程度の短期集中講座(通信)を申し込みました。勿論撃沈でしたけどね。

受験3、4回目は、短答終了後、論文の前週まで、毎週日曜私ゼミに通ってひたすら書き込みました。受験4回目の6月は、通勤時間と会社の昼休みに、答案構成・答案作成の特訓をしました。飽きると法文集や、受験新報、PATENT NEWSを読んでいました。Output : Input = 9 : 1程度だったと思います。

予備校の模試は受けませんでした。仕事は、論文直前の水~金曜に3連休をもらいました。この3連休~試験当日は子供を連れて実家に帰り、家事&子供の相手は親に頼んで、私は朝から夕方まで市民会館の自習室に籠もりました。

でも、息抜きもしましたよ。短答の翌週にはキャンプに行ったし、飲み会にも行ったし。試験直前でも、夜帰宅すれば子供と遊んであげなければならないんで、結果的にはこれも息抜きになったハズ。

勉強の仕方は人それぞれ。身近な合格者の体験談を直接聞いて参考にするのが一番だと思います。

ただし、勉強計画はしっかり立てましょうね!手を広げすぎたり、細かいところにこだわり過ぎても時間が勿体無いんで。

短答受験者の健闘を祈って

いよいよですね。特許庁のH20年度弁理士試験統計によれば、志願者は10,494人。過去最高だとか。悲鳴が聞こえてきそうですね。

試験制度が変わって基準点が上がるとか、いろいろな噂が飛び交っているようですが、あまり惑わされないで下さい。実力があれば受かるし、足りなければ落ちるのが原則。あとは単なる例外です。

解ける問題を落とさないように!…設問を読み間違えて、「誤っている選択肢はいくつあるか」なのに「正しい」数を答えちゃったりしたら、本当に腹が立ちますから。

会場に行くと、使い込んだ分厚い問題集や参考書を読み耽っている人が多いです。自分よりもデキるように見えます。でも、6割方錯覚です。「あの人は毎年来てるんだワ」ぐらいに思っておきましょう。

今日の実力と明日の実力は、ほとんど変わらないと思います。今夜は早く休みましょう。明日は早く起きて、ゆとりを持って会場入りしましょう。

実力を出せるよう祈っています。

短答の時間配分

3時間半で60問ってことは、単純に考えれば3.5分/問ですよね。

私は、1時間20問を目安にしていました。3分/問ペースです。

理由は、キリがいいから。それだけです。時計を見た時に「今30分経過で15問だからOK!」と、ペースをつかみやすかったので。

一通り解いたら、挙手してトイレへ。戻ってから30分間、見直しです。

30分あれば、自信のない設問ぐらいは全部見直せます。本当は1時間ぐらい見直しに取りたいところですが、そうすると2.5分/問とキリが悪いので、私はキリの良さを重視しました。

見直した結果、数問は解答を書き換えました。後日自己採点をしてみると、答えを変えた結果点数を拾えたものもあれば、逆に落としてしまったものもありました。悔しいけれど、拾った点数の方が必ずいくつか上でしたね。熟慮の結果誤答してしまったのなら、諦めもつくし。

3時間半って長丁場です。集中力をキープするのは難しいので、時間配分を設定しておくと有効だと思います。

短答会場情報

弁理士試験一次まであと4日。今年度の短答式試験会場4つのうち、私は慶應三田キャンパス以外の3つで受験した経験あり。

【國學院大學渋谷キャンパス】

  • 大学周辺は閑静な環境。コンビニやファミレス、喫茶店なし。昼食の調達や時間つぶしは、明治通り沿いで済ませた方がいいでしょう。ちなみに私は、1時間ほど余裕をもって会場に入ったのですが、明治通りから大学方面に曲がるとコンビニ1軒しかなかったので、そこで昼食を調達し、会場の喫煙コーナーで座り込んでサンドイッチにパクつきながら法文集を広げるハメになりました。
  • 大教室は、机は4名分程度がくっついた横長の机で、折畳み式のシートが後列の机にくっついているタイプ(わかりますか?)狭いです。前の人の背中や肘が当たりそうshock

【大正大学巣鴨校舎】

  • 都営三田線西巣鴨駅からすぐ。便利ですが、会場周辺で昼食をとりながら復習するならマックぐらいしかありません。焼肉や食べ放題の店はあった気がするが…コンビニは駅を出てすぐ、西巣鴨の交差点にあります。

【明治学院大学白金キャンパス】

  • メトロ南北線の駅(白金台か白金高輪)から歩きましたが、閑静なエリアで、ファミレスや喫茶店は皆無でした(レストランならあったかも)。正門前にコンビニが1軒あっただけ。
  • 小さい大学なので教室も小さく、逆に机と椅子はゆったりしていました。私が受験したのは男女別受験番号時代でしたが、トイレも渋滞しませんでした。
  • 緑豊かで、歴史的建築物もある、きれいなキャンパスです。癒されるかも…

いずれも数年前の情報なので、現状と異なる部分があるかも知れませんがご了承下さい。少しでも参考になりましたら。

どこの会場も、男子トイレは長蛇の列です。男性の皆さん、トイレは早めに済ませておいた方がいいですよ。試験開始後、問題を一通り解き終えたら、挙手してトイレに行けばいいんだし。

短答まであと10日

今年度の弁理士試験スタートまで、いよいよカウントダウンです。

特に短答を突破した経験のない方は、弱点ばかりが気になり、どんどん自信がなくなる時期なのではないでしょうか。

でもね、不安になるのがフツーなんですよ。どんな上級者でも、100%の自信を持って試験に臨むことなんて無理。大切なことは、いかに弱気を克服するかです。

私の場合、著作権法と条約は、最後まで苦手意識が払拭できませんでした。でも、受験生の大半がそうでしょう?試験直前に受験新報の法改正特集を読んで、「えっ、この改正って、時期的要件もこんなに変わっちゃうのsign02」と焦ったこともありました(最後の受験の年だったかなcoldsweats01

ただ、冬に論文対策をみっちりやっていたおかげで、四法には自信がありました。条約は、四法の知識を基に推理すれば大体はなんとかなるだろうし、著作権法は、とりあえず過去問さえ解ければ他の受験生並みには得点できるだろう、と割り切りました。

これらの苦手法域も、一通り条文は読みました。問題文を読んで「あれ、こんなこと書いてあったっけ?」と思えば×と答えました。自分の勘を信じるということですね。

残り10日間の過ごし方について、私なりのアドバイスです。

  • 10日間でできることをする(欲張らない)
  • 満点を取ろうと思わない(目標点を決めておくといいかも)
  • 四法をしっかり復習する(絶対に高得点への近道だと思う)

あ、それから、体調管理は万全に!私は短答1週間前にぎっくり腰をやったことがあります。回復はしたけれど、長時間座って再発したらどうしよう、と最後までヒヤヒヤしました。

弁理士試験受験生の頃

短答まで3か月を切ったこの時期、何をしていたのか振り返ってみました。

  • 週1回(土or日)、私ゼミに通い論文の書き込み
  • 飲み会ラッシュ(退職者・転勤者の送別会)
  • 年度末で仕事に忙殺される

ゼミの先生には「そろそろ短答の勉強にスイッチするように」と言われていましたが、とてもそんな状態じゃなかったですね。

結局、4月も飲み会と仕事に追われ、短答に向けエンジンがかかったのはGW頃だったような。

まあ、サラリーマン受験生はこういう人が多いと思うのですが(本当かな?)

もとより、平日は通勤電車の中と会社の昼休みのみが勉強時間だったのですが、この時期はこれらの貴重な時間さえ、二日酔いでフラフラだったりshock

なぜ合格できたんでしょう?

時間が限られている分、集中して効率的に勉強したからでしょうね。自分の弱点、足りない点、本番までにカバーすべき点を、常に自覚して勉強していましたし。

勉強に気乗りしないときは、受験新報やPATENT NEWSの合格体験談を読んで、モチベーションupwardright些細な工夫ですが、集中力を切らさないためにはいい方法だと思いますよ。

ゼミ恩師に遭遇

昼休みに虎ノ門郵便局へ行ったら、弁理士試験受験時代に通っていたゼミの先生にバッタリ。

狭い世界ですな~

この先生、非常に苦労して弁理士試験に合格された方で、今でもボランティア感覚で私ゼミを主宰しています。

今年のゼミの様子を聞くと、「ダメだね。気合いが入っとらん!」とのこと。まあ、毎年こんなこと言ってる気もしますが、今年から試験制度が変わり、短答にウェイトを置いて論文の勉強は形ばかりの気休めという受験生が多いのは事実のよう。

最終合格レベルの受験生であれば、多少短答対策が不足しても合格点は取れるものなので、今年はゼミ自体のレベルが高くないのかも知れませんね。

うちの先生は、最終合格レベルにありながらも悩める子羊を、アメムチとムチで叱咤激励し合格へと導くのが生き甲斐(?)なんで、今年のゼミは物足りない様子。

私が在籍していた時代は、ハイレベルな受験生ばかりで切磋琢磨し(受験勉強が趣味みたいなベテランもいましたが…)得るものも多かったんですけどね。

このゼミのおかげで、個性的で濃い~弁理士仲間も多くできましたし、私にとっては非常に貴重な時間でした。

朝4時まで飲んで、10時からゼミに参加し、2時間かけてガリガリ論文を書き、一息ついたら自分の息が酒臭くて唖然としたというのも、懐かしい?思い出です。

予備校に利用されるな!

前にも書いたのですが、弁理士試験受験の短答を突破できない人が、現在私の周囲に数人います。

で、他人事ながら思うんですが、「勉強の仕方が違うなあ」と。

私は論文に2度失敗して苦しんだので、私の周囲も"短答はパスできるけど論文の壁で苦悩している人"ばかりでした。受験勉強から解放された今、かえって(すごく失礼な言い方なのは承知ですが)レベルの違う人と接する機会が増え、違和感を感じています。

そういう人達は、ちゃんと予備校に通っています。むしろ、そのことで安心していると言ってもいいかも知れません。予備校のカリキュラムを消化して合格できる日を夢見て、ポータブルなレジュメを日々持ち歩いています。

でも、忘れないでいただきたいのは、受験機関が最も大事に考えていることは、皆さんの最終合格よりも自社の利益だということです。

予備校に長年多額の"寄付"をしている人もいます。いいお客様です。一方で合格者は、予備校の広告塔としての活躍が求められます。

予備校は利用するものであって、利用されちゃダメです。

合格したいのなら、短答レベルの人は論文レベルの人から直接話を聞くとか、論文で苦しんでいる人は他の予備校出身者と情報交換をするとか、合格まで自分なりのビジョンを持つべきだと思います。もちろん、合格後のビジョンも。合格は、一つのステップに過ぎないので。

予備校は、決して「あなたは弁理士試験には向かない。知財業界で生きたいのなら、資格なんか取らなくても実務経験を積めば立派にやっていける」とは言ってくれませんから。

(特許事務所も、特許の見込みのない出願をしたクライアントに「これは特許性がないからやめろ!」とは言いませんけどね…)

受かる人・受からない人

弁理士試験。最近は、1~2年で最終合格する人も珍しくなくなりました。

一方で、短答で足踏みしている人も依然として少なくないようです。

私の周囲にもそういう人が数人います。かなりの学費と時間を投じているのに、です。

独断と偏見ですが、短答で足踏みしている人と、論文の壁に苦しんでいる人とでは、目的意識の持ち様に違いがあるような気がします。

  • 予備校に通っていることで、十分勉強しているという錯覚に陥っている
  • 合格者を「すごいですね!」と誉めるばかりで、そのノウハウを学ぼうとしない
  • ボーダーラインの点数ばかり気にしている
  • 「条文ってやっぱり大切ですか?」「青本ってやっぱり読む必要ありますか?」(こういう質問は、「そんなの必要ないよ!」と言って欲しいだけのように聞こえる)

勿論、予備校のレジュメは先人のノウハウが凝縮された効率的なツールなので、利用しない手はありません。それだけで短期合格する人もたくさんいます。

私の場合、LECの通信講座をパックで1年間受講し、直後に受けた短答は36点(基準点39点)で落ちましたが、翌年は市販の問題集だけで43点取れました。結局、短答4回・論文3回・口述1回で最終合格しました。

特許庁の統計によれば、概ね平均というとこですかね。私の周りも、受験回数3~4回で合格した人が多いです。

だから、短答に3回落ちたら、何かが間違っていると思った方がいいです。

じゃないと、時間とお金が勿体無いでしょう。

そう思ってくれないと、「短答に受からないんですけど、どうやったら受かりますかね?」なんて聞かれてもアドバイスのしようがないんですよ。

弁理士試験教材の片付け

子供がパパと一緒に外出したので、今更ながら弁理士試験受験時代に使用した書籍・レジュメ類の片付けに着手した。

ダンボール箱ごとポイと捨てられればいいが、そうはいかない。通信講座のカセットテープは紙製ケースから出し、バインダーから中身を外し、可燃ごみは指定のゴミ袋へ。資源ゴミはビニール紐で縛る。

それだけならいいが、添削された答案には名前が書いてある。数枚ならいいが、フルネーム入りの答案を何十枚もまとめて捨てるのは気持ち悪い。あと、予備校からの郵便物にも住所氏名が。

これらは、せっせと手動でシュレッダーに。(スゲー労力)

で、黙々と作業すること数時間。なぜか、あまり片付いた気がしない。

原因は大量のバインダー。なぜか予備校のレジュメってB5版なので、いくらきれいなバインダーでも今後使用する見込みは低く、処分せざるを得ない。

(しかも友人から譲り受けたものは、私と違って百均で買ったバインダーではないため、金具もしっかりしていて機能性抜群なのに…捨てるのは勿体無いっ)

それから大量のカセットテープ。かなり重い。(つい最近まで、通信教材ってテープだったんですよ)

これらは一度に全部捨てるとゴミ袋が破けそうなので、半分ずつ処分することにした。

結局部屋の中には、ゴミ袋と、資源ゴミの束と、捨てきれなかったバインダー等が山となっており、頑張った割にはすっきりしない。

片付けしなきゃ、ってずーっとプレッシャーになっていたので、今日のところはこれでよしとしよう。

(早く片付ければよかった…)

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