翻訳

teleの意味

読売新聞の朝刊に掲載されていたコラムに
「tele=遠いの意」
と書いてありました。
telephone、television…そういう意味だったのか!
teleって、通信回線を経由するって意味だと思っていました。
だから、在宅勤務=teleworkという訳語がこれまでしっくりこなかったんです。
今時の在宅ワーカーはインターネット経由で仕事のやり取りをするのが普通でしょうが、それにしてもテレワーカーって断定しちゃってよいものか、と。
やっと納得。
リーダーズ英和辞典には、
tele=遠距離の、電信、テレビ、遠距離通信の意
とありました。
「遠距離の」がオリジナルで、あとは最近の派生語でしょうね。

ところで、来週はハワイです。
年々英会話力が衰えていく私。
今年は電子辞書を持参しようかなぁ…

英語の日付

月/日/年の順で書くのが米国式、日/月/年の順で書くのがヨーロッパ式ということはご存知でしょうか。

例えば11/02/2009の場合、米国だと2009年11月2日、ヨーロッパだと2009年2月11日を意味します。

かなり紛らわしいです。

個人的には米国式の日付を目にすることが多いので、欧州特許庁のサイトで調べものをするときなんかは、頭の中でDD/MM/YYをMM/DD/YYに置き換えてから読んでしまう。

ところで、日本の特許庁のEnglishページは、ヨーロッパ式を採用しています。

なぜ?

最初に英訳した訳者がたまたまヨーロッパ式に訳したので、「前にならえ」となったのでは…

だって、日本の役所が米国式ではなく、わざわざヨーロッパ式を採用するっておかしいでしょ?

以前は01.04.2008のように全て数字表記だったのですが、いつの間にか01.APR.2008のように表記が変わっていました。

やっぱ、紛らわしいという声があったんだろうな~

でも、プレス発表のpdfドキュメントの中には、December 1, 2008のように記載されているものも。

統一性がなくて、ちょっと恥ずかしいんですけれど。

和文英訳の課題文

9連休初日の今日は、家から一歩も出ずに過ごしました。

まあ、たまにはこういう怠惰な日があってもいいだろう。

翻訳サークルの来月の勉強会で和文英訳の座長に当たっているため、課題文の題材探しをしました。

勉強会当日は、参加者が事前に用意した訳文を披露し合いながら、ディスカッションをします。持ち時間は1時間ちょい。翻訳そのものについては勿論、課題のトピックスについても意見交換をします。

活発な勉強会にするために、自分の興味ある分野で、かつ他のメンバーよりも詳しい分野から、題材を探しました。

日経産業新聞の連載「ニッポン土木の名誉 黒四ダムの軌跡」は、土木工学科出身の私にとっては面白く(土木業界が最も輝いていた時代ですからねェ)、是非紹介したかったのですが、字数制限(約300~400字)の関係で断念。

結局、同じ日経産業新聞から、「新薬開発 欧米と格差拡大」という記事(12/25号)を一部抜粋して課題文にしました。

特許の世界でも、医薬は特殊な分野です。特許権の存続期間延長が唯一認められるのが医薬発明。また、開発コストの高さ&期間の長さから、職務発明における使用者の貢献度も、他分野と比べて非常に高く認定される傾向があります。

「ジェネリック」という言葉は、多くの方が耳にされたことがあるでしょう。2010年前後に特許権が切れる医薬が多く、製薬会社に大きな影響を与えると言われています。

その一方で、日本国内での新薬開発は欧米と比較して沈滞ムードにあるというのが、この記事です。

自分で課題文を選択すると、その題材についてあれこれリサーチするし、参加者の前で自分の口から説明をするので、かなり詳しくなります。役得ですね。

DHC翻訳新人賞に応募

初めてDHC翻訳新人賞に応募してみました。

課題文Morzart and his Operasは8月下旬にダウンロードし、しばらくはモーツァルトに関する書籍を読んで基礎知識を蓄えたりしていたのですが、肝心の翻訳作業にはなかなか着手できず。結局ギリギリになってしまった。

私が所属している実務翻訳サークルには、姉妹版として文芸翻訳のサークルがありまして、皆でこのDHC翻訳新人賞に応募しているそうなんですね。

応募前に自分の作品を披露して、皆で検討し合うんだとか。気合いの入り方が違います。以前、会員の一人が入賞して賞金を獲得し、その賞金でお祝い会を開いたそうです。

H19年度のデータを見ると、応募総数777通に対し、

  • 最優秀者(1名;賞金100万円)→該当者なし
  • 優秀者(2名;賞金30万円)、佳作(6名;賞金10万円)
  • 2次通過者(9名)、1次通過者(12名)

ここまでの氏名がHP上で公開されていました。

今回の課題はA4約4ページ。内容はほぼ正確に理解できたと思うのですが、日本語表現に置き換えるのは難しい。当たり前か。

翻訳にあたり、①ネットや書籍で基礎知識の収集、②ざっと全体を訳す、③印刷、見直し、修正→繰り返し、というステップで行いました。所要日数は、①1週間、②5日、③2日→時間切れ。

うっ、③が少なすぎるよ。文芸の人が聞いたら仰天して呆れるかも。

ともあれ、音楽に関する素養ゼロの私でしたが、モーツァルトに関しては多少ウンチクを語れる程度になりました。これが畑違いの分野の翻訳にチャレンジする醍醐味です。

結果発表は来年2月。予選通過者に名前が載るといいなぁ。そしたら来年度も、頑張って上を目指そうと思うので。

口語表現

先日、米国の某女性ロックシンガーの歌詞を翻訳しました。

口語表現&スラング満載だったので、面白くもあり、難しくもあり。文法なんてあってないようなもんですからね。Wordファイルは、緑の波線出まくりでした。

スラングの用語集はネットで多数検索できるのであまり苦労しませんでしたが、難しいのは口語表現。

in the dark 「知らずに」

という口語表現で危うく誤訳をするところでした。以前から購読しているAsahi Weeklyに出ていた解説を偶々読んだので救われましたが、「暗闇の中に」とか訳すところでしたよ。アブナイ×2(汗)

平易な単語を組み合わせた口語表現ほど危険ですね。難しい単語が混じっていれば、ちゃんと辞書を引くんですが。

翻訳者となるために

副業として実務翻訳(英語)を始めて3年になります。

きっかけは、翻訳サークルの仲間(プロの翻訳者)が頼まれた仕事のピンチヒッターとして翻訳会社に紹介されたことです。その後もその翻訳会社からほぼコンスタントに仕事を受けています。内容は、企業や官公庁のHP、不動産の調査報告書、映画パンフ、外国ミュージシャンのCD歌詞の翻訳等、さまざまです。収入はムラがあり、月2万~20万円程度。

翻訳者を志している人に言いたいこと。

翻訳で食っていくのは大変です。翻訳だけで食っていけるのは全国で数百人程度とか。それでも翻訳は、私のように読み書きが好きで、新しいジャンルに接することが好きなタイプにはこの上なく楽しい仕事です。翻訳の仕事にありつくにはどうしたらいいのでしょうか。

私の意見は、「翻訳サークルを見つけて参加すること」です。

翻訳サークルのメリット:

  1. ツテができる:メンバーにプロの翻訳者がいれば勉強になるし、情報を得ることができます。仕事を回してもらえることもあります(でも、そればかり期待すると続かないよ)
  2. 技術が上がる:翻訳って、慣れの部分が大きいので。
  3. 自分の強みを発見できる:プロでも一長一短があるものです。素人でもプロに勝る部分があります。例えば私の場合、サーチ力と文章力(和訳の場合)はプロにも負けない、という自信を持つことができました。

翻訳サークルの探し方としては、ネットや雑誌(通翻ジャーナル等)で見つけ、まずは一度見学してみるといいでしょう。雰囲気や会費等、かなり違うはずなので。私の所属するサークルは会費年1,000円(会場費のみ)ですが、プロの講師を招くサークルはもっと高くなります。続けられなくては意味がありませんから。

翻訳学校に通うのも1つの手段ですが(私も通いました)、私はサークル参加をお勧めします。生の情報って、スクールで得るのは難しいと思うので。「ハッタリのかまし方」とか(笑)もちろん一番肝心なのは、何かを得ようとする本人のココロモチですよ。

Out of the question?

先日の翻訳勉強会でのこと。和文英訳の課題で、

「入試科目ではないから教えないなど論外」という部分がありました。

out of the question = 論外

out of question = もちろん!OK!

と、theの有無で意味が180°変わるということを知りました。

それで思い出したのですが、

Do you have the time? = 今何時ですか?(今の時間がわかりますか?)

Do you have time? = 今ヒマ?→ナンパ目的で声を掛けるときの言い方

だそうですね。

これを知ったとき、時間を聞くときはtheを使うんだっけ?使わないんだっけ?と、間違えたらヤバイと思うあまりかえって混乱しました。

out of (the) questionも、慣れるまでは使わない方が無難かな…

ちなみに私は「論外」を、It is absolutely absurd to…と訳しました。

翻訳の勉強会

今日は、月一で開かれる翻訳サークルの勉強会。

私、実は実務翻訳者(英語)でもあり、約6年前からこのサークルで勉強を続けています。

中央区の公民館で13:00~17:00の間、事前に出された課題(3題)をベースにディスカッションをします。今回のお題は、乃南アサの書評、世界史未履修問題、スペイン国歌騒動の3題でした。

参加者は毎回平均10名前後。専業の翻訳者として活動しているベテランから、翻訳学習者まで、レベルはさまざまです。

和やかな雰囲気の中で、時に話が横道にそれながら、活発なディスカッションを展開します。

私がこのサークルに入ったのは、元々英語が好きで、翻訳の仕事を目指したいと思っていたときに、偶然ネットでサークルの紹介を見たのがきっかけでした。代表のKさんにメールを送ったところ、すぐに返信がありました。

その返信を見てKさんの人間性に心酔し、見ず知らずの翻訳者集団に飛び込んだのでした。

最初は実務経験ゼロの時代でしたので、発言もせず小さくなっていました。

今は、翻訳業の実績をそこそこ積んできた自信もありますが、「プロの翻訳者でも一長一短」なことがよくわかります。キャリアでは敵わなくとも、必ず誰しもベテランを凌ぐセールスポイントを持っているものです。

そういう所を見つけて伸ばし、上手な人の上手な所を盗めばいい。つまり切磋琢磨です。

だから、月1回の勉強会は楽しく、刺激になります。

自分の親より年配の元気で知的なオジサマ方から、活力を貰っています。

で、17時からは毎回、居酒屋で「懇親会」

こっちが本当の「勉強」だったりして…

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